「海外のバスって定刻通りに来ないんですよね?」と聞かれたら、「思ったより時間通りに来ます。でも、遅れてくるときもあるし、予定されているバスは消滅したのか?というぐらい来ないこともあります。」(私の住んでいるニュージーランド、ハミルトンでの個人的体感です。)
思ったより時間通りに来るとはいえ、1分違わず来る日本よりはもちろん遅れます。2、3分は誤差みたいな…。
まだ一か月しか滞在していない段階ですが、バスでは様々な出来事が起こります。バスを毎日利用しているなかで起こったことをメモしたので、みなさまに共有します。
バスの基本情報
ハミルトンはまちなかに電車は通っておらず、交通の足は自家用車かバスになります。
私は車を持っていないので、バスで移動しています。

バスの運営会社
バスはBUSITという会社が運営しています。
20以上の路線がハミルトン市内に張り巡らされています。
調べてみたところ、郊外を走るバスもこの会社が担っています。
BUSITのバスしかハミルトンでは見ないので、この会社儲かっているなあと思ったこともあります笑
バスの乗り方
バスに乗りたいのであれば、きちんとバスを止めてください!
なんのこっちゃ?だと思いますが、バスが来たら、タクシーを止めるように手を挙げてドライバーに知らせてください。
知らせないと、容赦なく行ってしまいます。
去年、ハミルトンに来た時に、一生懸命バス停まで走ったのに、手を挙げなかったせいでバスが、スーっと横を通り過ぎていきました。「一生懸命走ってバス停まで来たんだから、そのバスに乗るに決まってるでしょ!わかるでしょ!」は、通じませんので、きちんと主張してください。笑
バスを止めましたら、前から乗ります。
そして、ICカードを機械にタッチしてください。

ICカードは事前にお金をチャージします。シティや大学などでチャージできます。また、Webサイトからオンラインでもチャージできます。ちなみに、お金をチャージすることを「Top up」と言います。
今はICカードでしか支払えないと聞いたことがありますが、バス内で現金を支払っている光景も何度も目にしているので、現金払いもできるのかもしれません。よくわかりません…。
バスの降り方
バスの降り方は難しいです。いや、降り方は難しくないですが、降りる場所を定めるのが難しいです。
というのも、こちらのバスでは、降りる場所は表示されません。
日本では、「次は〇〇」みたいな表示があるので、とても分かりやすいですよね。
では、どうすればいいのか。「勘です。」
…というのは半分冗談で半分本気ですが、今の時代はGoogle mapに頼りましょう。正確にバス停も表示してくれますので、あらかじめ降りるべき場所を設定しておいて、見ながら乗るのがいいと思います。
一旦覚えたら見なくても降りられるようになりますが。
あとはバス停が近くなったら車内の「STOP」ボタンを押して、運転手に知らせます。
降りるときは、前方のドアでも後方のドアからでもよいので、機械に再度ICカードをタッチして降ります。
みんな降りるときに「Thank you!」とバスドライバーに言って降りていく文化が私は好きです。
バスはネタの宝庫
市民の足であるバスは、様々な人たちが乗ってきます。バス内では、日本ではあまり見かけないなぁという光景が多々あります。ほっこりしたり、なんで?と思ったり。以下紹介していきます。
ちなみに、今回紹介する出来事が、絶対に毎回そうなる!というわけではないのでご了承ください。
あくまで過去の体験談でございます。

バスで起こった優しい出来事
結構こちらの方々、助け合い精神をお持ちなんです。他人に優しいといいますか。
知らない人であっても困った人がいたら助ける、という光景を目にします。
もしも車いすに乗っている方が乗ってきたら
日本でもそうだと思いますが、車椅子の方が乗ってくるときは、運転手さんがスロープを出して、乗車のお手伝いをします。降りるときも同様です。車いすの方の後ろにいらっしゃる方はもちろん待ちます。また、歩行器の方がいるときも、サポートをします。運転手さんだけでなく、他の乗客の方も手を差し伸べえてくれます。
以前見かけたのは、歩行器を使っていたおばあちゃんが後ろのドアから降りようとしたとき、近くに座っていた女性が手を取りながら降りるお手伝いをされていました。最初は知り合いかと思いましたが、どうやら初対面のようでした。バスの運転手さんに「私は降りないけど、降りるお手伝いします」みたいなことを告げて、バスドライバーさんも「わかった」という感じでずっとバスを停車させてくれていました。
お互い知らない者同士であろうが、乗り降りの手伝いをする。そんな優しい光景を頻繁に目にします。
私も手術後の車いす生活が少しあったので、もしあのときにバスに乗らなければならないとしたら、こんな優しい環境だといいなと思いました。
バスカードの残高が不足している方が乗ってきたとき
とある少年二人がバスに乗ってきました。一人はBeeカードを持っていて、もう一人は持っていない様子。カードを持っている子がその子の分を払おうとしたけど、どうやら残高がないのか支払いができない。どうしよう…となっていたところ、すでに座っていた女性が立ち上がり、「私の使って」と運転手さんに告げました。結局最終的には運転手さんが持っているカードで支払いをしてくれたみたいですが、手を差し伸べた女性も運転手さんも優しいですよね。
余談ですが、この運転手さんはこの出来事が起こる前、バスの後ろから乗ってきた別の少年にブチギレていたので、怖い人かと思っていましたが、優しい方でした。(※バスは前から乗らないといけない)
バス停に着く直前にバスが発車してしまったとき
昼下がりの平日のことでした。学校帰りの小学生がたくさん乗っているバスに、私も乗車していました。私がバス停を降りて、すでに発車態勢のときに、後ろの少年たちが何か叫んでいました。何事?と思ったら、「子ども(誰か?)が走っている!」とバスの運転手さんに伝えていました。
バスはすでに出発してしまいましたが、よく見ると小さな子どもが走ってバスを追いかけていました。
すでに降車している私は外からその場面を見ていたのですが、走って追いかけている少女に気づいた運転手さんが、少し行ったところでバスを停車させました。その場所はバス停ではないのにもかかわらずです。走っていた少女は無事に乗り込むことができました。
ハプニングにも臨機応変に対応してくれるのはとてもありがたいですね。
乗るべきバスを間違えたとき
カップルがバスに乗ってきました。バスの運転手さんに「このバス〇〇に行きますか?」と聞いていました。運転手さんは、「あ~このバスは〇〇には行かないねぇ。一つ先のバス停から××というバスが出るから、そのバスに乗って」と答えていました。
「そうですか~」とカップル。そこで運転手さんが「このバスに乗って、次の停留所で降りて」と言って二人を乗せてくれたのです。カードもタッチせずに降りていったので、ひと区間だけタダで乗せてくれたようです。なんて粋なはからい!!
二人は本当に助かったという様子で「Thank you!!」と降りていきました。
この運転手さんGood job!ですね。
以上のように、バスで見かける優しい出来事を見るたびにほっこりします。
私も、何か起こったときにパッと行動が起こせるようになりたいと思います。
ツッコミどころ満載の珍道中
バス内で起こるハプニングは、優しい話だけではなく、さすが海外!ツッコミどころ満載な出来事も起こります。
ここで一つ挙げるとすれば、「クーラー効きすぎ問題」があります。
どうも運転手との肌感覚が違うのか、なぜ冬の寒い雨の日に車内にクーラーがついているのかと疑問です。
本当に寒くて困っちゃう。なんてことはよくあります。
さらにほかの出来事をご紹介いたします。
運転中は音楽かけます♪
バスの中に、お客さんにお願い的な感じの注意書きがあります。

上の斜線がついているマークをご覧ください。
左から、車内ではたばこ吸ってはいけません、食べ物を食べてはいけません、飲み物を飲んではいけません、ごみをポイ捨てしてはいけません、大きな音で音楽を流してはいけません。
といった内容です。他のお客様に迷惑をかけないようにというわけですね。
いつものように私がバスに乗ったときのことです。
車内に響き渡る音楽。
聞こえてくるのは車内前方。
そうです。バスの運転手さんが率先して音楽を流しているではありませんか!!笑
禁止事項にされている音楽ですが、たまに運転手さんがかけているときがあるのです。なんという適当さ!笑
日本だったら苦情くるのでは?という感じですが、こちらの人は気にしません。
しかも音楽のセンスはいい!!笑
陽気な音楽です。
降り際に「Good musicだねぇ」と伝えたら、運転手さんは嬉しそうでした。
バスという乗り物にほかの乗り物も乗り込む
平日のお昼過ぎは、学生たちがドッと乗り込んできます。
なるべく学生の帰宅ラッシュを避けて乗りたいものですが、時にかぶってしまったりします。
ある日も、たくさんの小学生が乗ってきました。
人だけが乗ってくるのであれば、問題はないのですが、バスに持ち込むものが問題なのです。

ご覧ください。キックボードです。懐かしいです。昔乗ってました。
英語ではscooterスクーターというそうです。
そもそも、小学生はキックボードで登校するんかいというツッコミどころはありますが、こちらでは本当によく見かけます。
朝の登校はキックボードでシューっと。歩かないんですね…。(歩いている子ももちろんいます)
キックボードで楽に登校する上、さらにバスに持ち込んで乗ってくるんかい!と。
それも一人や二人ではありませんでした。あ、また。あ、また。と何人も。
満員のバスに少年少女たち with場所をとるキックボード
私はすでに座っていたからよかったものの、同じバス停から乗るとしたら頭を抱えていたことでしょう。
なかなか日本では見かけない光景でした。
市外でバス爆走
市内だけでなく、郊外もバスは走っています。
住んでいるところから少し離れたビーチへバスで行った時のことでした。
町なかを出発して15分もすると、広大な自然が広がってきます。
家も減って、緑が広がると、道路の制限速度も上がります。
おそらくバスは制限速度内で走っているのでしょうが、感覚的にはものすごい爆走をしている気がします。
ハリーポッターのナイトバスに乗っているようです。(久々に出ました。ハリポタネタ)
どのぐらいの爆走か写真をご覧ください。

羊です。多分、羊です。「多分」をつけないといけないぐらいブレています。これでもきれいに撮れたほうです。笑
こんなに躍動感あふれた羊がニュージーランドにいるでしょうか。
バスの爆走感伝わったでしょうか。
爆走をツッコミつつ、事故さえしてくれなければ、早く帰れるからいいなと思ってはおります。
人々の大切な移動手段
以上のように、毎日バスに乗ると様々な現場に遭遇することがお分かりいただけたでしょうか。
ぜひニュージーランドに来た際は体験してみてください。笑
ハプニングに遭遇しても忍耐強く待つ人々とバス。
それゆえ、バスの遅れにつながるのだなぁと思います。
もちろん、これらの理由だけでなく天候などにも左右されますが。
今までも、そしてこれからもバスは、ここハミルトンにおいて、人々の重要な移動手段としての役割を担っていくのですね。私も今後もお世話になります。
以上、ハミルトンのバス事情でした~!
(追記:7月12日からバス運賃値上げされるらしい。$1→$2へ。倍じゃん。きゃー泣)


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